【作品情報】
私は柴犬になりたい「あなたとわたしの時間が止まるまでは」
ただ優しい時間が、砂時計から流れていった
【感想】
本屋さんや家で知らない本をぱらぱらとめくっていたら、宝物のような作品に出会えたということはありませんか。そういう時ってすごく幸福ですよね。この作品は私にとってそんな感じでした。通知が来たので読んで、読むうちに「え、これすごいんじゃない?」となり、読み終わって幸せな気分でにこにこしながら「すごかった」と思う、そんな短編でした。
私は作者の 私は柴犬になりたいさんをストーカーのように追いかけています。理由は彼がただ者でない文章を書くから。「普通」の輪からのはっとするような飛躍をしばしば読めるのです。
さて、本作ですが時間の飛躍が随所にあります。それに私は少し戸惑ったんですが、読み終わって、でも思春期の恋愛ってそういうものだよなと思いました。皆さんどう思われますか?
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