【感想】原田澪「綺羅星とソーダ水 」

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【作品情報】

原田澪「綺羅星とソーダ水

「【感謝100PV】童話や幻想、ショートショートがお好きな方へ」

一番星をソーダ水に溶かしたら、どんな味?  少年の、ひと夏の思い出。
一話完結ショートショートです。



【感想】

最後でやられてしまって。何か書かねばと。

一々情景や小道具がきれいなのは言わずもがなです。そう、なんだか美しいというよりはきれいという感じ。子供の時に見ていた世界の細々としたものが確かに淡く光っているのです。――それを映す瞳もその憧れも期間限定だけれども。

私は星々の言葉と”ぼく”に切なさを感じてしまうのですが、果たして”ぼく”は切ないのでしょうか。そんな感傷も彼は置いて行くのでしょうか。

きっと叔父さんもなんらかの形でやったのでしょう。
いつかの彼らも通過したその時を、君は、夜空を見上げ虫取り網を持って走る。
その瞬くような時間の輝きとある種の喪失に、多分ある程度人生を送ってきた読者は心当りがあるのです。

原田澪「綺羅星とソーダ水

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