カクヨム自主企画のメリットと企画のベターな立て方

お役立ち

カクヨムに少し慣れてくると「自主企画」が気になってくると思います。
しかし、「自主企画に参加するメリットが分からない」、「企画をどう立てたらいいのか分からない」という方も少なくないのではないでしょうか。

この記事では自主企画のメリットと効果的な自主企画の立て方を解説します。

そも、自主企画とは

自主企画のメリット

自主企画とはカクヨム上でユーザーが開催することのできる作品募集イベントです。
思い思いのテーマを設定することによって、そのテーマに沿った作品が集まってきます。


企画に参加する側にとっては、作品が露出の機会が増える、或いは読んでもらえる可能性があるというのが自主企画に参加する主なメリットで、自作をいかに自主企画に参加させるかというのがカクヨムで読まれるためには重要になってきたりします。

一方企画を立てる側の主なメリットは、自分好みの作品を読める、ついでに自作や自コンテンツの宣伝ができる(かもしれない)などがあります

自主企画の種類

自主企画の性質は多様ですが、大別して「置き場」、「読みます」、「読み合いましょう」、「書いてください」があり、その複合系もあります。


この先の話に必要なので、「置き場」と「読みます」について説明します。
「置き場」は(普通)「高校生の恋愛ものをください」や「30万字以上の長編集合」のようにテーマを設定して、そのテーマに沿った作品を集め露出の機会を増やすものです。

「読みます」は「○○が読みます」や「読んで感想を言います」のように企画者が集まってきた作品を読むものです。
Twitterでの#RTした人の小説を読みに行く #小説読むよ に近いと言えます。
なお、企画が終了してもどの作品が企画に参加していたかという情報は保存され、URLがあれば閲覧可能です。

以下、(全部書いていると大変なので)いくつかある企画目的の中から3つだけピックアップしてベターな企画の立て方を紹介します。

目的3つ(ピックアップ)とそのためのベターな方法

とにかく数を集めたい場合

「短編を1000作集めてみたいです」とか、沢山作品を集めて自分の企画が盛り上がっているのを見たいですという場合もあるかと思います。
実は私、この目的には共感できないのですが(とはいえ別に悪くはないと思います)、どうも自主企画一覧を見ている印象では、それなりにこういう目的で企画を立てている人はいるようです。

この場合あまりテクニックがいりません。何とかして自作を企画に参加させたい人は相当数いますので。

企画の間口を広げる

まず企画の間口を狭くしないことです
間違っても「伯父に騙されていた高校生が逃げ出した先で銀髪紫瞳のほぼ不老不死な訳アリ最強魔女に再会して匿われる話」なんて企画を立ててはいけません。
「現代ファンタジー集まれ」とか「短編集合」くらいが目安です。

流入層を考え、キーフレーズを書く

あと、汚い話は書かないと言いながらちょっと書くんですが、自主企画に集まって来るのはどういう層が多いのかなということを考えるのは大事です。

「刺さったら感想・レビュー書きます」という文言がよく企画説明に書かれていますが、あれは何一つ企画者を拘束しないです
それは読んで刺さったら言わなくてもやるでしょうという話で。
でも説明を読んだ方は、そういうものを貰える可能性があるかもとちらりと考える。
あれはそれなりに効果があるんだろうなと思いながら眺めています。

自作、自コンテンツを宣伝したい場合

宣伝として企画をする場合もあるでしょう。
現に私は拙作「デルギ・ハンの大叛乱―皇孫アリンの復讐―」を宣伝するために「激しくダークな異世界戦記をください」などの企画を立てましたし、今多少はこのサイトの宣伝のために「青春を煮詰めたような作品」という企画を立てています。
ここではそういった場合にどう企画を立てればいいかという話をします。

あまり作品を集めない

まずは自作を宣伝する場合から。
自作を宣伝する場合、あまり作品を集めてはいけません
600も700も集まった中から1作を読んでもらえる可能性は低いからです。
せめて二桁くらいには抑えなければならない。
ということで企画テーマを搾ります。「ファンタジーをください」ではなく「激しくダークな異世界戦記をください」と書くというように。

集客力があり、自作にマッチしたテーマにする

ここで難しいのはただ搾ればいいというわけではないということです。
「100,124文字の作品」というテーマなら確かに参加作品数は搾れるでしょうが、宣伝するという当初の目的はあまり達成できないでしょう。
面白い或いは読者好みの作品が集まっていそうなテーマでないと集客力がありません

かつ、自作とテーマが合致していないと集まってきた読者が期待するものとミスマッチするので、自作に合ったテーマを立てる必要があります。
つまり、適度に搾れていて、読者に魅力的に映り、自作にドンピシャなテーマを探すために頭を悩ませることになります。

URLを貼る効果

ちなみに企画説明欄に自作のURLを貼って宣伝する手もありますが、体感としてあまり効果がありません
企画を見て、ではまず企画者の作品を読もうかと思ってくれる人は案外少ないのです。
もちろん企画に「読みます」の性質を持たせて、「拙作を読んでくださった方から優先的に読みます」などの文言を付加することも可能です。
その場合に関しては実際にやったことが無いので効果のほどは分かりません。

自コンテンツを宣伝したい場合

自作ではなく、自コンテンツ、例えば自分が運営しているブログなどを宣伝したい場合もあると思います。
その場合は必ずしも上記のように企画テーマを練る必要はありませんが、宣伝の方はほどよく諦めてください
キラーワードを書き込まない限りほぼ宣伝として機能しません。
書いてあるURLをコピペして実際にコンテンツまで飛んでくれる人はほとんどいません。
こちらはなかなか難しいようです。

おすすめの企画開催期間

また宣伝が目的の場合、効果的な企画開催期間は概ね一週間までです。
それ以上長くなると立てた企画が企画一覧の大分下の方に行ってしまって見てもらいにくくなります。面倒ですが企画は一週間で立て直した方がよいです。

良作を集めて読みたい場合

何をもって「良作」とするのかという問題がありますし、それについては私も興味がありますが、ここでは甚だ安易にも「自分にとって満足度の高い作品」くらいで話を進めさせてください。

「読みます」企画に生じる困った状況

さて、この場合、企画の意図としては「読みます」に近くなってくると思うのですが、「読んで感想を言う」とか「○○が読みます!」のように完全に「読みます」系として企画を設定すると少し困ったことになります。
企画参加者側から考えれば企画参加枠は3つです。
そして既に自作がある程度読まれている人にとって、その3つの内の1つを割いてまで「読みます」系の企画に参加して一人に読んでもらうメリットはさしてありません
個人的にその人に読んでもらいたいとか、詳細な批評がもらえるというなら話は別になってきますが。ですから、そういう層を取り込みたい場合、完全に「読みます」系として企画を立てるのは得策でないのです。

「読みます」と「置き場」の両方の性質を持たせてみる

では、どうするか。私も試行錯誤している最中ですが、企画に「読みます」と「置き場」の両方の性質を持たせるのがやり方の一つかなと思います。
今私が開催している企画「青春を煮詰めたような作品」は「読みます」と「置き場」、両方の性質があることを明言しています。
企画者一人に読まれる「読みます」だけでなく、不特定多数に向けて作品の露出が増える「置き場」でもあれば、既に作品が読まれている層も参加してくれるのではないかと考えています。
……もっとも読みたいだけであれば、もしかしたら「置き場」であることだけ言っておいてこっそり読んでおけばいいのかもしれません。

「一人一作」にする

一つテクニックとして推奨しておくのは、「一人一作」にして一人当たり一作品しか参加できなくすることです。
そうしておかないと、企画条件に合う自作が複数ある場合それを片端から企画に参加させる人がいます。
その複数作が悉くいいという場合もあるでしょうが、基本的に企画の意図としてはその人の自信作を読みたいのであって、作品を網羅したいわけではないと思います。
1作がよかったら、作者をフォローしておいて後から追いかければいいのです。
ですから企画は「一人一作」がおすすめです。

むすび

色々と抜けはありますが、大体普段こういうことを考えて企画を立てています。もし上記の内で惹かれた方法があれば、目的をまたいで組み合わせればいいと思います。ご自分の目的に合わせて企画をカスタマイズなさってください。それではよいカクヨムライフを。

追記:最近自主企画で「あなたの作品に講評を書きます」という趣旨の企画を開催しています。
気になる方はこちらの記事をご参照ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました